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映画「幸せのちから」のモデルになったクリス・ガードナーの実話について解説

映画「幸せのちから」のモデルになったクリス・ガードナーの実話について解説

皆さんは、映画「幸せのちから」を、ご覧になりましたか?

この映画に登場する主人公の「クリス・ガードナー」は実在する人物であり、彼の実話に基づいて作成されたことは、多くの人がご存知かと思います。

今回は映画ではあまり語られなかった、クリス・ガードナーの高校卒業後から証券会社「Gardner Rich & Company (ガードナー リッチカンパニー)」設立までの詳しい経緯について解説していきたいと思います。

ちなみに、映画では語られていない詳しい半生についてはこちらの本で読むことができます。

また、クリス・ガードナーの名言についても掲載していますので、「最近ビジネスに熱意を持って取り組めないな」と思っている方や人生で悩んでいることがある人は是非ご覧になってください。

 

 

クリス・ガードナーとは

クリス・ガードナーとは

クリス・ガードナーは映画でも知られている通り、特別な学歴や金融業界にコネもなく到底成功するとは思えない状況でしたが、自らの努力によって悲惨な生活から脱却を果たし億万長者まで登り詰めた人物です。

クリス・ガードナーは高校卒業後に海軍へ入隊した後にカリフォルニア大学で臨床研究を行う助手として働き、後に医療機器のセールスを行う仕事をしますが、ビジネスが上手く回らかったり不運が続いたため生活が徐々に困窮していくようになり、ついには妻にも逃げられてしまい残された子供とホームレスになってしまいます。

ですが、残されたチャンスの中で能力を最大限発揮し、見事に証券会社「ディーン・ウィッター・レイノルズ」の研修に合格し正社員になることに成功します。

その後、自分の会社(ガードナー リッチカンパニー)を起こすまでになり、現在(2021年時点)では純資産が約77億円にまで増えています。

 

慈善活動

自らの辛い経験から、経済的に困窮する人達の気持ちが分かるクリスは数々の慈善事業に関わっています。

中でも自身や息子を収容してくれた「グライド メモリアル ユナイテッド メソジスト教会」には多額の寄付をしています。また、低所得者向けに住宅を提供するために5000万ドル(約54億円)の投資もしています。

 

クリス・ガードナーのプロフィール

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名前Chris Gardner (クリス・ガードナー)
生年月日1954年2月9日
年齢
出身地アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 ミルウォーキー
職業実業家、講演家
身長188cm
2021年の純資産約7000万ドル (日本円:約77億円)
ホームページhttps://www.chrisgardnermedia.com/
Twitter@CEOofHappYness
Facebook
https://www.facebook.com/ceoofhappyness
Instagramhttps://www.instagram.com/ceoofhappyness/

 

クリス・ガードナーの経歴

クリス・ガードナーの経歴

クリスは1954年2月9日にウィスコンシン州ミルウォーキーに3人兄弟(姉と妹)の長男として生まれました。

彼の幼少期は継父から虐待に対する恐怖や、貧困に耐えることが日常で、生活保護を受けるほど生活は困窮していたようです。

さらに夫婦の関係性があまりにも悪かったため、里親に預けられたこともあるようです。

このような経験から、自分は将来「アルコール依存症、家庭内暴力、児童虐待」などの行為に走るような人間にはなりたくないと考えるようになったようです。

また、母が言っていた「頼れるのは自分だけよ。騎士は助けに来てくれないの。」と言う言葉が、自分で未来を切り開いて行く精神的な強さやインスピレーションの源になったとも語っています。

 

高校卒業後の仕事

クリスは高校卒業後に、叔父が元々海軍だったことに影響を受けノースカロライナ州の海兵隊ベースキャンプレジューヌで衛生兵として4年間駐在します。

その後1974年に退役し、駐在中に知り合った医師のロバート・エリス博士の誘いでカリフォルニア大学医療センターで研究助手として働くことになります。

そこで助手として2年間働き、その間にエリス博士と共著した記事が医学雑誌に掲載されたりもしています。

 

離婚と再婚

1977年6月18日に数学教師のシェリーダイソンと結婚しましたが、クリスが26歳になる数日前に突然医師になる夢を諦めることを告げたことや、日々の行動のすれ違いによって関係が悪化していきます。

さらに、クリスは結婚しているにもかかわらず歯科学生のジャッキーと浮気をして、関係を持ち始めた数ヶ月後に妊娠させてしまいます。

そして、1981年1月28日に「クリストファージャレットガードナージュニア (映画の息子)」を出産し、その子の父親になるためにシェリーの元を離れました。

その時には研究助手の収入だけでは家庭が支えられなくなったため、二倍の給料(年間約16000ドル)が得られる医療機器のセールスの仕事に就くようになります。

 

証券会社での研修

ビズネスで成功することを夢見ていたクリスは、サンフランシスコの総合病院に営業に行った時に真っ赤なフェラーリに乗った「ボブ・ブリッジ」と言う名前の男と出会いました。

クリスはその男にとても興味が湧き、彼にどんな仕事をしているのかを尋ねると株式仲買(証券ブローカー)をしていると答え、その時からクリスの人生の方向性が定まります。

さらにボブは2ヶ月の間クリスに金融界のことを教えてくれたり、研修プログラムが行われている大手証券会社での面接のセッティングなどもしてくれたのです。

ボブの支援もありクリスは「E.F. Hutton社」の研修プログラムに受かることに成功します。

 

妻と子供がいなくなり独り身に

Hutton社の研修プログラムに受かると、クリスは仕事に専念するために現在の医療機器のセールスを辞めることにします。

その後、オフィスを訪れるとクリスの担当者が解雇されており、なんと採用が無効になってしまいます。

さらに、その頃には妻のジャッキーとの関係性が悪化しており、クリスが駐車違反の罰金未払いのため刑務所に10日間拘留されたことをきっかけに家を出て行ってしまいます。

釈放後、拘留された時に着ていたカジュアルな服装で証券会社「ディーン・ウィッター・レイノルズ」の面接を受けに行き、なんとか合格を果たします。

しかし、研修中はほとんど給料が出ないことや貯金もあまり無いため、この頃からクリスは生活に困るようになります。

 

正社員として採用されるもののホームレス生活

クリスはディーン・ウィッターで正社員になるために努力を惜しまず、毎日朝早くに出社し夜遅くまで仕事をし、一日に200件の電話をかけることを目標にしていました。

努力が身を結び1982年に試験に合格し正社員として採用され、その翌年にサンフランシスコの「ベアー・スターンズ社」に移ります。

丁度、妻が家を去ってから4ヶ月が経つ頃にジャッキーが息子を預けに戻ってきました。

しかし、クリスがその頃住んでいた下宿では子供を預けることができなかったため、賃貸住宅に住むお金を貯めるためホームレス生活を送ることになってしまいます。

ホームレス生活中は息子を保育園に入れるために奔走をしたり、公園やモーテル、時には鍵のかかったトイレなどで寝泊りすることもあったようです。

 

会社の設立

クリスは1987年に証券会社「Gardner Rich & Company (ガードナー リッチカンパニー)」を設立します。

会社は機関投資家や金融機関向けに債券や株式の仲買業務を専門に行う企業としてスタートします。

また、クリスは会社の株を2006年にいくらか売却して数億円をお金を得ています。

 

クリス・ガードナーの名言集

時には雨の中で最高の仕事をしなければなりません。私が「雨の中で」と言っているのは、空から降る雨のことではなく、何かを構築したり、創造したり、マスターしたり、変えようとするときに生じる血と汗と涙のことです!

管理人

変化は痛みを伴いますが、それでも最高の仕事しようと言う覚悟が伝わってきますね。

 

自分で何もできない人は、他人にも「できない」と言う。

夢を持っているのなら、それを守らなければならない。欲しいものがあるなら、それを手に入れろ。

管理人

確かに最初から諦めてしまうような人は、他人の行動に対しも悲観的になりますね。

夢を一途に追い続けることと自分を信じることは大事ですね。

 

時々、素敵なパンツが必要になることがあります。私は素敵なスーツが好きですが、何を着ているかであなたが誰であるか、どれだけ一生懸命働くかが決まるわけではありません。

管理人

確かに綺麗な身形をしていれば、どんな人なのかある程度は想像できるでしょう。

しかしクリスの言う通り、人の本質は本来行動で評価されるべきですね。

 

自分を信じることは、どんなことに取り組むにしても重要な要素です。そして、「信頼」を持たなければなりません。自分も他人も信頼しなければなりません。

管理人

自分を信じることができてこそ他人が信頼できるようになるってことありますね。

確かに「信頼」は何に取り組むにしても大事な要素ですね。

 

私はホームレスでしたが、絶望はしていませんでした。もっと良い日が来ることを知っていました。今、状況は絶望的に見えるかもしれませんが、私はより良い日が来ることを知っています。

管理人

今辛いと感じている状況が良い方向に変わると感じさせてくれる良い言葉ですね。

ホームレスになってしまった本人が言うのですから言葉の重みがちゃんとありますね。

 

まとめ

ここまでクリス・ガードナーの半生について詳しく解説してきましたが、いかがでしたか?

現状が辛くても先を見据えて努力を続けるクリスの信念は素晴らしいものですね。

人生には悲しいことや辛いことが沢山ありますが自分を信じて突き進むことの大事さを教えてくれますね。

皆さんも成功するイメージを持って、今やるべきことに全力で立ち向かって行きましょう!

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