癒し系の可愛いSCPとして話題になっている「SCP-999」はご存じですか?
SCP-999は数いるSCPの中では珍しく、無害なオブジェクトとして管理されています。
さらにSCP-999は様々な面白い能力を持っていることも明らかになっています。
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SCP-999とは
| 通称 | くすぐりオバケ |
|---|---|
| オブジェクトクラス | Safe (安全) |
| 外見 | 半透明のゼラチン状の塊 (オレンジ色) |
| 性格 | 人懐っこい性格 |
| 粘度 | ピーナッツバターほどの粘り気 |
| 体重 | 約54kg (120ポンド) |
| 大きさ (静止時) |
|
| 食事 | キャンディなどの甘いお菓子が主食 |
| 好物 | 「M&M's」や「Necco社」のウェーハ |
| 鳴き声 |
SCP-999の詳しい特徴

SCP-999は珍しく収容施設内の自由な移動を許可されています。
ですが、20:00~21:00までの睡眠時間などの夜間中や緊急封鎖時は檻の中に収容しておく必要があります。
また、施設外に出ることはSCP-999と言えど全ての時間帯において許可されていません。
特別収容プロトコルが他のSCPよりも格段に緩い理由はSCP-999の特徴が関係しています。
性格の特徴
SCP-999は「遊びたがりで犬のようだ」と例えられており、人懐っこい性格で知られています。
また、過去に動物が銃で撃たれそうになった時に、自ら弾丸の前に飛び出して命救ったエピソードもあるぐらい平和を好む生き物でもあります。
このことから分かる通り、基本的に誰かに危害を加える性格ではないので、職員は休暇中や仕事がない時に限ってSCP-999の檻の中に自由に入ることを許されています。
さらに、SCP-999が退屈そうにしている時や非攻撃的な声を発している場合は、一緒に遊んであげることも許可されています。
体の性質
SCP-999の体はスライムのように様々な大きさや形に伸び縮みすることができます。
その性質上、伸縮性が非常に高いので体の部位を最大2cmまで平くすることができます。
体表の厚さは0.5cmほどで、疎水性がある薄い透明な膜に覆われています。
また、体内は有機物を簡単に消化してしまうオレンジ色の未知の物質で満たされています。
食事の特徴
SCP-999の食事は1日に2回取り替えることがルールになっています。
SCP-999は肉食を嫌うため、主食として好物のキャンディなどの甘いお菓子が与えられています。
中でも「M&M's」や「Necco社」のウェーハがお気に入りのようです。
SCP-999の知能
SCP-999のやりとりは幼児レベルではありますが、人間の会話や近代科学 (人間が使用している道具) についてある程度理解しているものと考えられています。
その一例として、SCP-999が人を意図せず傷つけてしまった時に、犬が「クゥンクゥン」と鳴くようにゴボゴボ音を立てて謝罪の気持ちを表したことが挙げられます。
このことから、にSCP-999は人や動物の感情をある程度読み取れることが分かります。
SCP-999の特殊能力
SCP-999は体に触れた対象に急激な「多幸感」を与えることが分かっています。
また、体に触れている時間が長いにつれて多幸感がさらに高まり、体が離れた後でも効果がしばらく持続しています。
この特殊能力は鬱病やPTSDなど精神疾患を抱えるている人に一定の効果があることが期待されており、SCP-999を一般に市販することの議論が行われています。
SCP-999の行動
SCP-999は好奇心旺盛で、見かけた対象 (人や動物) に覆いかぶさり「くすぐりレスリング」と言う、相手をこちょこちょする技を繰り出すことが確認されています。
このレスリングは対象が拒否するまで続けられます (稀に相手を傷つける場合があります)
中でもSCP-999は心が傷ついている人や不運な人に強い関心があり、積極的に触れ合いに行きます。
SCP-999をSCP-682の収容施設に投入した際の出来事

SCP-999の能力に興味を持ったSCP財団は「SCP-682」を無力化させるための実験を行いました。
SCP-682は何をやっても死なない上に、凶暴で管理が難しいSCPオブジェクトとして知られています。
この実験ではSCP-682を管理している施設にSCP-999を投入して調査を行いました。
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踏み潰される。。。
SCP-999が投入されるとSCP-682の体に飛び跳ねながら近づこうとしますが、一瞬で踏み潰されてしまいます。
直後、調査チームは実験を中止しようとしますが、SCP-999は生きておりSCP-682の体に巻き付くことに成功します。
笑いながら転げ回る
SCP-999の「くすぐりレスリング」がSCP-682に炸裂すると凶悪な尻尾を力強く地面に撃ち付け仰向けになりながら、「気持ちいい」「もうくすぐらなくていい。。」と声に出して笑いながら転げ回りました。
見事にSCP-999の技がSCP-682に効いた瞬間でした。
その後、SCP682が眠りにつくまでレスリングは行われました。
まとめ
今回はSCP-999の特徴やSCP-682との実験結果について解説してみました。
SCP-999やSCP-682についての理解は深まりましたか?
SCP-999が現実にいたら、是非ペットとして飼ってみたいですね。

