Excelを使っていると別シートを参照したい時があるかと思います。
Excelを操作する上では、すごく基本的でかつ便利な機能なので必ず覚えて帰ってくださいね。
それでは、Excelで別シートを参照する基本的なやり方と応用方法について解説してみたいと思います。
【Excel】別シートの参照方法
- 参照される側のシートに文字を入力する
- 参照する側のシートに別シートを参照する記述をする
step
1参照される側のシートに文字を入力する
sheet2
まずは、参照される側の「Sheet2」を作成後、「B2」のセルに文字を書き込みます。
step
2参照する側のシートに別シートを参照する記述をする
Sheet1
次にSheet1に移り、「A1」のセルに「=Sheet2!B2」と記述することで、Sheet2にある「B2」のセルの値を参照することができます。
つまり、別シートセルを参照したい場合は、参照する側のシートのセルに「=シート名!セル番地」のような記法で記述する必要があるのです。
別シートのセルをまとめて参照するには
- 参照される側のシートに文字を入力する
- 複数のセルをコピーする
- リンクした状態で貼り付ける
step
1参照される側のシートに文字を入力する
Sheet2
参照される側のシート (Sheet2) のA1~5、B1~5のセルに文字を記述します。
step
2複数のセルをコピーする
Sheet2
複数のセルを選択した状態で右クリックし、「コピー (C)」の欄をクリックしましょう。
step
3リンクした状態で貼り付ける
Sheet1
参照する側のシート (Sheet1) に移り、貼り付けたいセルで右クリックし、「貼り付けのオプション」の中にある「リンク貼り付け (N)」を押しましょう。
こうすることによって、別シートにある複数のセルを参照することができます。
SUM関数を使いつつ別シートを参照するには
- 参照する側のシートに数字を記述する
- 参照される側のシートに数字を記述する
- 参照する側のシートの数字と別シートの値を合算する
step
1参照する側のシートに数字を記述する
Sheet1
まず、参照する側のシート (Sheet1) の、A1のセルに「100」と記述しておきます。
step
2参照される側のシートに数字を記述する
Sheet2
参照される側のシート (Sheet2) のA1~B4のセルにかけて数字を記述します。
step
3参照する側のシートの数字と別シートの値を合算する
Sheet1
参照する側のシート (Sheet1) に戻り、A2のセルに「=SUM(A1,Sheet2!A1:B4)」と記述します。
そうすることで、100とSheet2に書かれている数との合算が可能になります。
VLOOKUP関数を使った応用技
- 参照される側のシートを用意する
- VLOOKUP関数を記述する
step
1参照される側のシートを用意する
商品マスタ
参照される側のシート (商品マスタ) として、「JAN、ASIN、品名、価格」のデータを持った表を作成します。こうすることで、商品情報と他のシートを切り離して管理することができます。
step
2VLOOKUP関数を記述する
注文情報
次に、参照する側のシート (注文情報) を作成し、品名の欄に「VLOOKUP(B2,商品マスタ!$A$2:$D$11,3,FALSE)」と記述します。
こうすることによって、JANコードに紐付いている品名が自動で入力されるようになります。
ちなみに、VLOOKUP関数の引数は「何を探すのか、どこを探すのか、列番号、検索方法」と言う順番で記述していく必要があります。
また、「$」記号は関数をコピーしても検索範囲がずれない (絶対参照) ように記述しています。
まとめ
ここまで、Excelで別シートを参照する様々な方法について解説してきましたが、理解できましたか?
Excelで別シートを参照することはよくあるので、しっかりとやり方を覚えておきましょう。
また、基本が理解できた方は、ご自身の環境で独自のカスタマイズを行ってみてくださいね。