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【Linux】cdコマンドの基本的な使い方とオプションについて解説

【Linux】cdコマンドの基本的な使い方とオプションについて解説

皆さんはLinuxコマンドの一つである「cd」コマンドはご存知でしょうか?

cdコマンドは「カレントディレクトリ (現在の階層)」を変更するコマンドとして使われており、読み方は「シーディー、change directory (チェンジディレクトリ)」と呼ばれています。

Linuxコマンドとして標準で組み込まれていることから、MacOSのターミナルやWindowsOSのPowerShellなどで、すぐに使うことができます。

もちろん、Linuxの様々あるディストリビューションでもデフォルトで使用可能となっています。

そこで今回は、「cd」コマンドの使い方について詳しく解説していきます。

 

 

cdコマンドで出来る事とは何か?

cdコマンドで出来る事とは何か?

「cd」コマンドはカレンディレクトを変更するコマンドですので、これから作業するディレクトリを変更する際などによく利用されます。

例えば、普段パソコンを操作していてフォルダをクリックしてファイル操作する場合があると思いますが、「cd」コマンドを使えば、わざわざクリックしなくともサブディレクトリ (子ディレクトリ) や親ディレクトリやルートディレクトリなどに直ぐに移動することができます。

「cd」コマンドの書式は非常にシンプルに書くことが出来るので、Linux初心者でも覚えやすいですし、書き方を知っておかないと何も作業ができないので使い方を学ぶことは必須であると言えるでしょう。

また、WindowsOSでは「cd」コマンドの挙動や使い方が少し異なるので、その点も確認しておきましょう。

 

cdコマンドの実行方法と書式

cdコマンドの実行方法と書式

ここでは「cd」コマンドの詳しい使い方について解説していきます。

cdコマンドの実行方法は、ターミナルまたはコマンドプロンプト、PowerShellを立ち上げて入力待ちになったところで以下のように書式を打ち込むことで動かすことができます。

cd [-オプション] [移動したいディレクトリ]

 

同じ階層にあるディレクトリに移動する方法

cd directory

 

相対パスでディレクトリを移動する方法

cd ./directory

 

絶対パスでディレクトリを移動する方法

cd /directory

 

ホームディレクトリに移動する方法

cd ~
cd $HOME

 

ルートディレクトリに移動する方法

cd /

 

Windowsの場合

cd \

 

1つ上の階層に戻る方法

cd ../
cd ..

 

cdコマンドで使えるオプション [-L | -P]

cdコマンドで使えるオプション [-L | -P]

「cd」コマンドで使えるオプションは主に2つありまして、あまり使われることは少ないかもしれませんが、一応紹介しておきます。

主にシンボリックリンクを作成した時に使われることが多いです。

 

シンボリックリンク作成元のディレクトリと紐付けて移動 (デフォルト)

cd -L directory

 

シンボリックリンク作成元のディレクトリに移動する

cd -P directory

 

まとめ

今回はLinuxコマンドの一つである「cd」について解説してきましたが、いかがでしでしょうか?

「cd」コマンドを知っておかなければ、そもそもターミナルやPowerShellなどで作業することはできないので、必ず知っておき必要があることを理解していただけたかと思います。

実際に書いてみた方は分かるかと思いますが、たった数文字書いただけで階層の移動ができるので、Linux初心者でも非常に便利に使うことができます。

また、「cd」コマンド単体で使われることは、ほぼないので他のコマンドとも組み合わせて効率的に作業を進めていきましょう。

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