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【Linux】echoコマンドの基本的な使い方とオプションについて解説

【Linux】echoコマンドの基本的な使い方とオプションについて解説

皆さんはLinuxコマンドの一つであるechoコマンドの使い方は、ご存知でしょうか?

echoコマンドは文字列をコンソールに表示したい時に使われるコマンドでして、環境変数を確認したい時やコマンドの実行結果を表示する際などによく使われるコマンドです。

と言うものの実際のサンプルコードがないと分かりにくいかと思いますので、今回は実例もおり混ぜながらechoコマンドの基本的な使い方と実践的な応用方法について詳しく解説していきます。

 

 

echoコマンドで何ができるのか

echoコマンドで何ができるのか

先ほども少し触れましたが、echoコマンドは文字列を表示するコマンドでして「echo 文字列」「echo 変数名」といった形の書き方で使われます。

例えば、コンソールに「Hello World」と表示したい場合には「echo Hello World」と入力して実行すれば良いだけです。とても簡単ですね。

これを少し応用すれば、環境変数やシェルスクリプト内で使われる変数もコンソールに表示して内容を確認することができます。

例えば、WindowsやMac、Linuxなどで環境変数であるPATH (パス) を表示したい場合は以下のようにechoコマンドを記述しましょう。

 

echoコマンドでWindowsのPATH (パス) を表示する場合

echo %path%

 

echoコマンドでMac、LinuxのPATH (パス) を表示する場合

echo $PATH

 

echoコマンドの基本的な使い方と応用方法

echoコマンドの基本的な使い方と応用方法

ここまで、echoコマンドの使い方について少し触れてきましたが、ここではechoコマンドがよく使われる用途や応用的な使い方について解説していきます。

まず、echoはその他のコマンドの実行結果を出力する際などに使われることが多く、以下のように記述することでコマンドが正しく実行できたかを確認することができます。

 

コマンドの実行結果を表示する場合

例えば、lsコマンドを実行した後に、それが正しく実行されたかをechoコマンドで確認できます。

実行結果意味
0コマンドの実行に成功した場合に表示される
1コマンドの実行に失敗した場合に表示される
127コマンドが見つからない場合に表示される

 

実行結果を確認したコマンドを入力

ls

 

echoコマンドで実行結果を確認

echo $?

 

echoコマンドの実行結果

0

 

代入された変数を表示する場合

echoコマンドでは変数に代入された値を表示することもできるので、シェルスクリプトに記述してデバッグする際などにも使えます。

例えば以下のように、「hoge」と言う名前の変数に「5000」と言う文字列を代入して、内容を表示していましょう。

 

変数宣言、変数に値を代入

hoge=5000

 

echoコマンドで変数の値を表示

echo hoge

 

echoコマンドの実行結果

5000

 

ファイルの内の末尾に文字列を追記する場合

echoコマンドにはファイル内の末尾に文字列を追記する機能も持ち合わせています。

例えば、「hoge.txt」と言うテキストファイルに文字列を追記したい場合は以下のように記述します。

 

「hoge.txt」に文字列を追記

echo "追記した文字列です。" >> hoge.txt

 

文字列が追記されているかの確認

cat hoge.txt

 

echoコマンドで使えるオプションについて

-n最後の改行を表示しない
-eバックスラッシュをエスケープ文字として解釈する
-Eバックスラッシュをエスケープ文字として解釈しない (デフォルト)

 

まとめ

今回はechoコマンドの基本的な使い方と実践的な応用方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

echoは他のコマンドに比べて頻繁に使われることは少ないかもしれませんが、デバッグする時などに便利に使うことができるので、扱い方を知っておけばバグの原因箇所を早く見つけることも可能になるでしょう。

それでは皆さん、良いLinuxライフを!

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