皆さんは、「自己肯定感とは何か」について、時間をかけて考えたことはありますか?
このページに訪れたということは、自己肯定感の意味について深く考えずに、なんとなくセミナーに参加してみたり、なんとなく本を読んでみたりと、がむしゃらに行動されてきた人なのではないでしょうか?
結論を先に言っておきますと、自己肯定感を高めようとしても言葉の定義が曖昧であったり、自分自身の性格を理解していなければ、簡単に変えることは難しいのが現実です。
「え!じゃあ、簡単って嘘じゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、上記のことが自分の中で理解できるようになれば、自己肯定感を簡単に高められるようになります。
そこで今回は、自己肯定感の意味や、低い人の特徴と高め方について詳しく解説していきたいと思います。
【自己肯定感とは何か】意味をわかりやすく解説
自己肯定感とは、ありのままの現状を認め、自分の存在を前向きに考えられるようになる感覚のことです。
例えば、自己肯定感が高い状態であれば、自分は他人と比べて劣ると思う部分があったとしても、一見マイナスに思える状況を、思考を切り替えてポジティブに変換することが可能になります。
ちなみに、自己肯定感を高めるためには、単にポジティブになれば良いと言うことではなく、ネガティブな感情も取り入れつつ、気持ちに折り合いをつける考え方を身につける必要があります。
もしも、自分自身の自己肯定感が気になると言う人は、下の自己肯定感チェックリストの内容と自分の性格を照らし合わせてみてみてください。
当てはまる数が5個以上であれば、あなたの自己肯定感が低いことが分かります。
自己肯定感チェックリスト
- ちょっとした失敗で長い時間悩んでしまう
- 他人に対して否定的になってしまう
- 趣味や息抜きできるようなことがない
- 目標を達成しても「自分はまだまだ」と思ってしまう
- 褒められても素直に喜べない
- 自分は性格が悪いと思うことがよくある
- 他人の性格や生活ぶりを自分と比べてしまい、悲しくなる
- 自分の発言や行動に自信を持つことができない
- 友達や親友かもしれない人を、ただの知り合いと思ってしまう
- 毎日生きていくことで精一杯
自己肯定感が低いとどうなるのか
自己肯定感が低いと、自分自身が行うことに自信が持てなくなり行動範囲が狭まってしまったり、心に余裕が持てなくなることで他人の意見を受け入れられなくなることにより、時には自分だけではなく他の人をも傷つけてしまう行動をとってしまうなど、影響範囲は多岐に渡ります。
ですが、自己肯定感が低かったとしても、努力次第では自分自身で高めることが可能です。
まずは、自己肯定感が低い人の特徴と、それぞれの癖にあった対処法について知ることが大事です。
自己肯定感が低い人の特徴と直すための考え方
自己肯定感が低い人には、いくつかの特徴があります。
例えば、自分の評価を自ら下げてしまう行動をとってしまったり、目標とする人物に近づこうと頑張るあまり、無意識のうちに自己肯定感を下げてしまっている人が多くいます。
まずは、自分の特徴を把握した上で、自己肯定感を高めるステップに移って行くことをオススメします。
それでは、自己肯定感が低い人にありがちな考え方と、直し方について見ていきましょう。
物事が上手くいかないと、自分のダメなところばかり考えてしまう
仕事やプライベートで上手くいかない事があった時に、「自分のミスで迷惑をかけてしまった」「全ての原因は自分だ」と思ってしまったり「自分はここにいない方がいいのでは。。」と思ってしまった苦い経験はないでしょうか?
こう言った感覚は、失敗を次に生かすために感じるべき重要な考え方ではありますが、上手く改善できずに、日々こう言った気持ちに襲われ続けると精神的にも肉体的に追い込まれていき、自己肯定感を大きく下げてしまう原因になってしまいます。
直す方法
- 苦しい状況から距離をとってみる (転職、別居など)
- 冷静に責任の範囲を分析してみる
- 無理をせずに自分にできることだけをする
- 頼れる機関を探して相談してみる (一人で抱え込まないために)
自分は性格が悪い人間だと思ってしまう
嫌なことから逃げてしまい「自分は直ぐに裏切る人間だ」と思ってしまったり、人に褒められても「どうせ、お世辞でしょ?」「本音では嫌ってるんでしょ?」と思っていまい、「自分は捻くれてるのかな?」「性格悪いのかな?」と思ってしまう時があるかと思います。
ですが、社会と繋がりながら生きていく限りどうしても、このような感情は発生してしまいます。
問題は、マイナスの言葉を自分自身に浴びせてしまい、自ら評価を下げることにより、自己肯定感を低下させていることにあります。
直す方法
- 自分にとっては必要な行動だったと思うようにする
- 自分の気持ちをポジティブに向けてくれそうな言葉は真っ直ぐに受け入れる
他人と自分を比べてしまい悲しくなる
身近な人と自分を比べることは成長するための原動力になる場合がありますが、不特定多数の人と自分を比べてしまった場合、精神的にあまり良い働きをすることは期待できません。
と言うのも、全くの他人と自分では成長してきた過程が大きく異なりますし、性格も違うので、二度と満たされることのない「無いものねだり」な状況に陥ってしまいます。
人と何かを比べることは自分の立ち位置を知るためにとても良いことですので、比べる対象を自分と同じレベルか、あるいは多少レベルが高い人物に設定すると良いでしょう。
直す方法
- 自分は自分、他人は他人と割り切ってしまう
- 同じレベルぐらいの人と自分を比べる
人生は自分では変えることができないと思っている
自己肯定感が下がり続けると、人生を自身で動かしている感覚が薄れていき、外からの影響に強く作用されるようになり、自分で考えて行動することが無くなったり、無気力な状態に陥ってしまう場合があります。
このような感覚に陥ってしまった場合、自分の人生が上手くいかない原因を他人の責任にしてしまったり、重要な判断を他人に委ねたりと、ありのままの自分でいられなくなってしまうので、自分自身を肯定する感情とは、ほど遠い状態になってしまいます。
直す方法
- 困ったことを直ぐに人に聞くのではなく、まずは自分で調べて仮説検証をしてみる
- 日々の生活を日記としてまとめたり、習慣として行えることを見つける
- 細かく小さな目標をいくつも持つ
自己肯定感を簡単に高める方法
自己肯定感を高めるためには、まず前提として自分の性格の特徴を理解しておく必要があります。
その上で、これから解説する高め方を自分がやりやすいようにアレンジしたり、無理をしてしまうそうなことは行わないようにするというスタイルを取ることが望ましいでしょう。
また、自己肯定感を高めていくためには、日々の精神状態を良好に保つことと、高める習慣を継続させることが重要になりますので、直ぐに高められるとは思わずに、長い目で見ていく必要があります。
毎日ノートに日記をつけることを習慣化する
毎日の出来事や気持ちを日記としてまとめることは、1日の振り返りをしたり不安な気持ちを言語化できるので、自己肯定感が低くなるのを抑えて感情を一定に保つことができます。
また、毎日行う習慣があることによって安心感も生まれたり、継続できていることが自信につながり、やがて自己肯定感を高めることにも繋がってきます。
ちなみに、ノートにつける場合は「自己肯定感diary 運命を変える日記」と言う、自己肯定感を高めるためる専門の日記を使うのがオススメです。
他の人と一緒に取り組めるスポーツをする
他の人と一緒に取り組めるスポーツと言っても、サッカーや野球などのチーム性が問われるスポーツではなく、同じ楽しみを共有できるスポーツのことです。
と言うのも、個人の能力が必要になってくるスポーツする場合、自分との自問自答が繰り返され、スポーツを行うことが目的になってしまうので自己肯定感を高めるのにはあまり向いていないからです。
一方で、楽しみを他人と共有しながら気軽に行えるスポーツは、普段の生活では得られない新しい気づきを与えてくれたり、リラックスした状態でコミュニケーションを取ることができるので気分転換にもなり、自己肯定感を高めるための良好な心理状態を作りやすくなります。
例えば、「ハイキング」や「サイクリング」などであれば、手軽に始めることができますし、初めての人でも楽しむことができるのでオススメです。
人生の目標を作る
人生に目標を作ると、普段の生活にメリハリが出てくるようになり、毎日目的を持って生き生きと生活を送ることができるようになります。
ただし目標を設定するポイントとして、あまりに高すぎる目標を掲げるのではなく、数週間か数ヶ月ぐらいの短期間で達成できる細かい目標を設ける方が良いでしょう。
と言うのも、設定する理想が高すぎると、現状とのギャップを強く感じてしまい、自己肯定感が低くなる原因になってしまうからです。
ですので、短期間で達成できる細かい目標の方が、自分の成長度合いも管理しやすくモチベーションも持続しやすいので、安定した心理状態で自己肯定感を高めることができます。
自己肯定感が高まる本、映画、言葉
毎日同じやり方で自己肯定感を高めていくのは、疲れる時もあるかと思いますので、たまには本や映画の中の情報を取り入れてみることで、モテベーションを保ちながら楽しく取り組めるようになります。
物事をやり遂げるためには、時間管理や日々の習慣が大事ではありますが、精神状態を良好に保っておくことで、毎日することであっても飽きることなく進めることができるでしょう。
それでは、早速見ていきましょう。
自己肯定感を高められるオススメの本
自己肯定感を高めるための習慣づくりや、考え方について学ぶことができる本について紹介していきます。
紹介する本は、どれも中島輝という方が著者でして、自己肯定感の第一人者と呼ばれるほど有名な方です。
中島輝さんは、昔は自己肯定感とは無縁の方でして、様々な精神障害に苦しめられる時期があり、とても辛い経験をされてきたそうですが、自力で社会復帰を果たし、今ではその時に培った自己肯定感を高める方法などを自己肯定感アカデミーなど開くなどして教える活動もしておられます。
また、中島輝さんのプロフィールについて詳しく知りたい方は、下記のリンクを押してください。
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自己肯定感の著者「中島輝」の評判や学歴・経歴について解説
皆さんは自己肯定感の第一人者である「中島 輝」さんをご存知でしょうか? 中島輝さんのことを彼の著書を通して知ったと言う人も多いのではないでしょうか? 輝さんは自己肯定感を高める本を出版される以外にも、 ...
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何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書
表紙 | 感想 |
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![]() | 読むだけで明るい気持ちになれるので、悩みがある時や落ち込んだ時に読むと効果的。本を読み終わると今までの悩み事を高い視点から見下ろすことができるようになるので心に余裕が生まれて新しいことを始めるきっかけを作れるはずです。 |
トラウマが99%消える本
表紙 | 感想 |
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![]() | 中島輝さんの過去にあった悲惨な出来事から、どのようにして這い上がってきたのかに関する話と、今までカウンセリングで対面した方々との対談を中心に書かれています。過去のトラウマを完全に無くすのではなく自分の中に取り込んで共に共存し行こうとする人にオススメです。 |
マンガでわかる自己肯定感 ~たった30分読むだけで前向きになれる~
表紙 | 感想 |
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![]() | 自己肯定感について漫画形式で解説されているので、どの場面でどう言う言葉を使えば良いのかが分かるので、自己肯定感を実際に社会で役立てる際のイメージがつきやすくなります。 |
自己肯定感が高まるオススメの映画
自己肯定感を高めることができる、オススメの映画について紹介していきます。
どちらの映画もフィクションの映画ですが、積極的に行動するための活力を与えてくれる良い映画です。
自己肯定感を直接高められるわけではありませんが、新しい気づきを得られたり、過去の自分と向き合って前に進むためのキッカケを得られるかもしれません。
自分一人で目標を達成することは、なかなか難しいので定期的に映画などモチベーションの上がる映像を観て、精神的に安定させておくと良いでしょう。
イエスマン
バケモノの子
自己肯定感が高まる偉人の言葉10選
フィクションではなくて、実際に生きて結果を残した偉人の言葉を聞きたいという方に、心に刺さるオススメの名言を紹介していきます。
社会的に成功した人物であっても、苦しい時期は必ずあって、皆それを乗り越えてきています。
また、実在した人物ですので、映画とは違い発せられる言葉に重みがあり、何より説得力があります。
自分を後押ししてくれる言葉が欲しいと思う人は、ここでお気に入りの名言を見つけてみましょう。
ヘレン・ケラー
「自分の欠点を直視し認めることです。ただし欠点に振り回されてはいけません。」
ブルース・リー
「間違いは許せるものだ。間違いだと認める勇気を持っているのなら。」
テイラー・スウィフト
「もしも誰かがあなたを傷付けてきたら川のような量の涙を流したって良い。大切なのは、そこに橋をかけて乗り越えることよ」
アルフレッド・アドラー
「今の自分を認める勇気を持つ者だけが、本当に強い人間になれる。」
トーマス・エジソン
「人生に失敗した人の多くは、諦めたときに自分がどれほど成功に近づいていたか気づかなかった人たちだ。」
ヒラリー・クリントン
「ある程度長く生きていれば、人生で起こることの大半は自分のコントロール外にあるということがわかってくる。しかし、どう向き合うかは自分のコントロール内なのよ。」
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
「もし飛べないなら走ればいい。走れないのなら歩けばいい。歩けないのであれば這っていけばいい。何があっても前に進み続けなければならなのです」
トム・クルーズ
「困難に直面したのなら、溺れるか泳ぐかのどちらかしかないんだ。」
ベルトルト・ブレヒト
「自分の限界を認めることで、はじめてその限界を超えることができる。」
ココ・シャネル
「人生は一度きり。だから楽しむべきよ。」
まとめ
今回は、自己肯定感の意味や、低い人が高めていくためには、どうすれば良いかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
自己肯定感を高めるためには自分自身の性格を理解して上で、細かい目標をいくつもクリアしていくことが重要であるということが分かっていただけたかと思います。
慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、習慣化していけば段々と簡単になってきますので、くれぐれも毎日続けることをお忘れなく。
それでは皆さん、良い自己肯定感ライフを!