「自分はメンヘラなのでは?」と思ったり、身の回りでメンヘラっぽい子と接したことはありませんか?
メンヘラと聞くと真っ先に「メンヘラ女子」というキーワードが浮かぶ人も多いかもしれませんが、メンタルが不安定な「メンヘラ男子」がいることも事実です。
では何故人はメンヘラに陥ってしまうのか、心理テストと共に解決方法なども織り交ぜながら多角的に解説していきたいと思います。
メンヘラ以外にもテストした方が良いかもよ?
メンヘラになってしまう原因の一つとして考えられるが、「発達障害」と呼ばれる脳の障害です。
発達障害は種類ごとに特性が異なりますが、どの障害にも共通して言えるのが人間関係や仕事が上手くいかずに社会的に孤立を深めてしまう傾向にあるという点です。
そんな発達障害が原因で精神を病んでしまい一生心に残る傷を背負うことになる場合があります。
今メンタルのことで悩んでいる方や、なんだか人生上手くいかないなと思い当たる方はテストを受けてみることで新たな発見があるかもしれません。
発達障害テスト
目次
- 1 メンヘラとは何か?どういう意味?
- 2 メンヘラになってしまう原因
- 3 メンヘラが起こした重大事件 (実話)
- 4 新宿抜弁天殺人未遂事件
- 5 関西学院大生スタンガン襲撃事件
- 6 阿部定事件
- 7 メンヘラ診断 (心理テスト)
- 8 【問1】思いを寄せる人と一緒にいないと強い不安を感じる
- 9 【問2】毎週一度は「死にたい」と思うことがある
- 10 【問3】突然元気になったり、突然落ち込むことが毎日のようにある
- 11 【問4】「自分は生きていても意味のない存在」だと思う
- 12 【問5】過去にリストカットなどの自傷行為を行なったことがある
- 13 【問6】親兄弟に会ったりコミュニケーションを取ろうと思わない
- 14 【問7】相手の都合よりも自分の都合が優先されて当然だと思う
- 15 【問8】自分に興味が持ってくれないと強い孤独と不安を感じる
- 16 メンヘラから脱却する方法
- 17 まとめ
メンヘラとは何か?どういう意味?
メンヘラとは気分の起伏が激しく精神的に不安定な人や、他人の気を引くために自傷行為や自殺願望などの発言を繰り返す人のことを表す言葉です。
最近では「ぴえん系・地雷系」などと「メンヘラ」の意味を含んだ造語なども生まれており、日本のサブカルチャー的な扱われ方もしています。
そんなメンヘラな方達に共通している点として挙げられるのが、ありのままの自分を受け入れる考え方である「自己肯定感」が低下しているという点です。
また、自己肯定感が低い以外にも以下の特徴がメンヘラの方達には見受けられます。
メンヘラの特徴
- 感情の起伏が激しい
- 自傷行為を繰り返す
- 自殺発言をして他人の気を引く
- リスカ後がある
- 構ってくれないと気が済まない
- 親兄弟と関わる機会が少ない
- 特定の人にしか深い関わりを持たない
メンヘラになってしまう原因
メンヘラになってしまう原因は多岐にわたりますが、よくある原因として幼少期の重要な発育の段階で親から虐待を受けたり愛情を注がれなかったことによる「家庭内での孤立」と、学校などで起こる「仲間はずれ」「いじめ」などによる「社会的な孤立」が挙げられます。
そして、成長の過程でこれらのことが解消されないまま心の中に残り続けると、「自分は誰からも必要とされていないんだ。」「社会に私の居場所は無い。」と言った思い込みが強くなりメンヘラ特有の考え方になる傾向があります。
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メンヘラが起こした重大事件 (実話)
メンヘラな方達は自分が相手にされなかったり愛されないと感じると極度の孤独感と「愛されたい」と言った気持ちが強くなり、全面に出過ぎるあまり自分の都合以外は聞き入れるのはやめて自己中心的でサイコパスとも取れる行動に出てしまう人もいます。
自己中心的な行動が攻撃的な行為であれば、ストーカーや傷害罪を起こしたりエスカレートしたケースでは殺人事件にも発展してしまいます。
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新宿抜弁天殺人未遂事件
東京・東新宿区のマンションで当時20歳の男性(ホスト)の腹部を元ガールズバー店長の23歳の女性が刃物で複数回にわたって刺した殺人未遂事件がありました。
女の犯行動機は「好きで好きでしょうがないから刺した」と言った実に身勝手なものでして、倒れた血塗れのホストを横にタバコを吸いながら電話をするという衝撃的な画像が世の男性達を震撼させました。
ちなみに「刺した後に、相手が好きだと言ってくれて幸せだった」とも語っており、到底常識という物差しでは測りきれないメンヘラの底知れない闇を体現した事件でした。
関西学院大生スタンガン襲撃事件
2017年7月に女子大生が同じ大学に通う元交際相手の男性(当時21歳)を復縁を断ったなどの理由で包丁で滅多刺しにし、スタンガンでトドメをさそうとした殺人未遂事件です。
事件は兵庫県西宮市の加害者の女性が住むワンルームマンションの4階で起こり、被害者の男性は金づちで頭を殴られたり抵抗する体にスタンガンを押し当てられ包丁で背中や腕などを複数回刺されるなどして全治1週間ほどの怪我を負いました。
女は犯行後に「あいつは許さない」と語っていたようですが警察の調べなどから交際相手の男性に浮気などはなかったようで、犯人の一方的な独占欲が事件の原因になったとみられています。
阿部定事件
1936年(昭和11年)の5月18日に東京都荒川区の待合で男性の腹部が切り取られたり首を絞められるなどして殺害された事件です。
事件当時男性の体には刃物で傷つけられた複数の切り傷があり腕には「定」という文字と、死体の下に敷いてあったシーツには血で「定吉二人キリ」と書かれた文字がありました。
犯人は待合室で働く「阿部定 (あべさだ)」という名前の当時31歳の女性で、事件後は男性から切り取った下腹部を持ったまま逃走し冷蔵庫で保管していたようです。
女は犯行動機として「彼を殺せば自分のものになる」「下腹部を切断して一緒にいたかった」と語っており、世間の注目を集めたこの事件は後に多くの書籍が出版されました。
メンヘラ診断 (心理テスト)
数秒で終わる簡単な8問のメンヘラ診断テストを行います。
色々な診断基準を元にテストを行いますがメンヘラであることを100%証明できるとは限りませんので、あくまで判断材料の一つとしてご利用ください。
この診断テストは以下の指標を元に算出し、半分(4問以上)当てはまる場合は「メンヘラ」判定となります。
メンヘラの診断基準
- 特定の人物への依存度
- 日常的な自殺願望の有無
- 感情の起伏がどのくらいあるか
- 自分自身の存在を肯定する力
- 過去に自傷行為を行なったかの有無
- 親兄弟と関わる時間を持っているか
- 自己中心的な考え方の有無
- 孤独に対する免疫力
【問1】思いを寄せる人と一緒にいないと強い不安を感じる
メンヘラの方は特定の人物への依存度が高い傾向にあります。
特に交際中の相手には強く依存し、相手に何度も「愛してる?」などと愛情の確認を求めたり、浮気防止などの意味合いも含めて常に行動を共にするなど監視行為が目立ちます。
メンヘラの方は自分が必要とされていないと感じると強い孤独感と、愛されたいという気持ちが強くなり犯罪などの強行手段に出る場合もありますので気をつけましょう。
【問2】毎週一度は「死にたい」と思うことがある
メンヘラの方は幼少期に愛情を受けて育たなかったり、社会的な成功体験が少ないためメンタルが非常に弱く些細なことで「死にたい」と思う思考回になっている傾向があります。
少しでも運の悪いことがあれば口癖のように「死にたい」などと発言し、交際相手など身近な人物に「今から死にます」「さよなら」などと言い放ち相手の気を引く行動を取ろうとします。
【問3】突然元気になったり、突然落ち込むことが毎日のようにある
メンヘラと言って年中気持ちが落ち込んでいるわけではなく、別人と思えるほど元気になる瞬間もあります。
元気になる理由や落ち込む理由は本人も分からず、数日単位で変化を繰り返す場合もあれば1日の中で目まぐるしく精神状態が変化する場合もあります。
気分の起伏が激しいので感情のコントロールが難しく突然怒りだしたり、不安や無気力な状態に陥ることを繰り返すので本人だけでなく周りもとても苦しい状態になります。
【問4】「自分は生きていても意味のない存在」だと思う
メンヘラの方は過去に受けた心の傷が癒やされないまま残り続けたり、当時の状況を上手く受け入れることができない場合が多く「自分は生きていても意味のない存在」と感じるようになり自殺願望を抱くようになります。
最終的には自分の存在や行動に対する自信を無くすようになり、日々の行動を全て他人任せにしたり重要な判断を求められる状況でも自分で考えて行動できなくなってしまいます。
【問5】過去にリストカットなどの自傷行為を行なったことがある
メンヘラの方は過去にリストカットや根性焼きなどの自傷行為を行なっている傾向にあります。
自傷行為をする理由は様々ですが、他人に自分の苦しい状況を知ってもらいたいという気持ちや、気持ちを落ち着けるために行う場合があります。
傷が目立つ箇所に残り続けると他人の目を気にしたり過去の嫌な思い出がフラッシュバックする原因にもなります。
【問6】親兄弟に会ったりコミュニケーションを取ろうと思わない
メンヘラの方は家庭環境が崩壊した家で育ったり、家族同士のコミュニケーションに乏しい環境で育った人が多くいます。
そのような冷め切った環境で幼少期を過ごすと、帰る居場所を作ろうと外の世界に関係性を求めるようになるので交際相手などには強い執着心を抱くようになります。
【問7】相手の都合よりも自分の都合が優先されて当然だと思う
メンヘラな方達の中には「自分は優しくされる存在」「自分は弱く守られるべき存在」と思っている人が多くいる傾向にあり、他人の都合よりも自分の都合が優先されるべきだと思っています。
この状態がエスカレートすると、一方的な恋愛感情の押し付けやストーカーなどの行動に出る場合もあります。
【問8】自分に興味が持ってくれないと強い孤独と不安を感じる
メンヘラの方は誰かが自分に興味を示してくれないと強い孤独と不安を感じてしまいます。
孤独に対する耐性が少ないため話してる最中に少しでも相槌を打たなかったり関心のない素振りを見せるとすごく落ち込んでしまいます。
メンヘラから脱却する方法
メンヘラの方達は、ありのままの自分を受け入れる「自己肯定感」が低下している状態にあります。
自己肯定感が低下すると自分自身の行動や発言に自信を持てなくなり、行動範囲や考え方が狭まってしまい心に余裕がなくなってしまいます。
さらに何も行動できない自分が嫌になり自傷行為をしたり、時には自分だけではなく他人にも矛先を向けてしまいます。
ですので、メンヘラをいち早く脱却には自分を受け入れるための自己肯定感の力を高める必要があります。
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まとめ
今回はメンヘラの診断方法と陥ってしまう原因や解決方法まで多角的に解説してきましたが、皆さんは思い当たる点などはありましたか?
メンヘラだからと言って初めからシャットアウトしたり諦めるのではなく、その人の気持ちや過去と向き合いながら自己肯定感を高めていくことで徐々に状況が好転していくはずです。
そうすれば、あなたは本当に愛されるべき存在になり相手のことも正しく愛せるようになることでしょう。