WordPressの独自テーマの開発や、既存テーマを自力でカスタマイズをして仕事を獲得したいと思う方がいるかと思います。
しかし、独学するには何から手を付けて良いか分からなかったり、独学しているけど『このやり方で本当に合っているのかな?』と不安になることがあるかと思います。
また、独学で学習したての頃は専門用語ばかりで人に困ったことを聞こうにも、どのように聞いて良いか分からない場面も多々あります。
ですので、まずは困ったり躓いたりした時はどんな些細なことで面倒くさがらずに細かく調べながら、学習を進めていくようにしましょう。
そのほかにも、一人で勉強する場合はモチベーションの維持や明確なゴール設定と学習を継続するための工夫が必要になります。
そこで今回は自力でWebの勉強をしてきた現役のエンジニアが効率的なWordPressの独学方法について詳しく解説していきます。
独学する前にWordPressについて理解しよう
WordPressとは主にブログなどのコンテンツを管理画面がから投稿・削除などが行えるようしたCMS(コンテンツマネジメントシステム)のことを言います。
WordPressはHTMLやCSS、JavaScript、PHPなどのWeb言語で動作しており、現在のウェブサイトのほとんどが、このWordPressのCMSシステムを採用して運用されています。
またWordPressを使うことによって、Googleの検索エンジンから評価されやすくなり検索順位で上位表示が狙いやすくなるなど、確かなCMSとしての地位を確率することによって実質業界のデファクト・スタンダードな存在となっています。
WordPressはカスタマイズのしやすさから、ブログだけではなく、企業のコーポレートサイトとしても使われる場合もあり、その利用用途には全く制限がありません。
今後もユーザーの利用率は上がっていくことが見込まれるので、Webを学習しようと思う方は必ず押さえておかなければいけない技術になります。
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WordPressについて無料で学べるサイト
最近は無料でWeb技術全般を学習できるサービスが増えてきています。
例えば、代表的なものはドットインストールや、Progate(プロゲート)や、CODEPREP(コードプレップ)などのサービスがあります。
そのほかにも動画サービスのYouTubeなどでプログラミング関連の動画をアップしているチャンネルを視聴するのも一つの手段です。
もちろん当サイトもWordPressについての学習方法や、カスタマイズや独自の実装方法について詳しく解説していますので、こちらもご利用ください。
WordPressを独学するのに必要な前提知識
WordPressを独学するにあたり必要となる前提知識は、まずHTML・CSSとJavaScriptとPHPなどのスクリプト言語についての書き方の知識とインターネット全般の専門用語の簡単な理解です。
まずそれらの知識が頭の中に入っていないと、分からないプログラムの書き方や用語に遭遇した時に調べながら学習を進めることになってしまいかえって習得にかかる時間が伸びてしまう場合があります。
言語の知識
- HTMLを使用したマークアップの知識
- CSSを使用したHTMLの装飾
- JavaScript・JQueryを使用したDOM要素の操作
- PHPを使用したWordPressの実装
WordPressの独学が失敗する原因
WordPress独学で失敗する原因はHTML、CSSなどの基本的スキルの勉強不足や基本的なWordPressのテンプレートタグが理解できていないという点が挙げられます。
それ以外にも正しい手順で、学習を進めなかったりする場合も失敗する原因の一つにあげられます。
例えば、よく初心者にありがちなのがHTML、CSSの勉強を飛ばしてWordPressの勉強を先にしてしまい、基礎的な知識の不足で学習を挫折してしまうパターンです。
ですので面倒くさがらずに、まずは基礎的なWeb技術を身につけてから勉強を進めていきましょう。
例えば、以下のような手順で学習を進めていくと良いかもしれません。
学習の手順
- パソコンやWebについての基本的な用語の学習
- HTML・CSSでの静的サイト構築の学習
- JavaScript・JQueryの書き方の基本的な理解
- サーバー・PHPに関する簡単な知識の習得
- WordPressでブログを書いてみる
- WordPressテンプレートタグの学習
WordPressの独学で失敗しないための対策法
WordPressの独学に失敗してしまう人の特徴とし、基礎的な学習を飛ばしてしまい知識が足りないために挫折してしまうというのが原因の一つにあげられましたが、その部分は学習をしっかりと下積むことで回避することが可能です。
そのほかにも独学を進めていると、学習の節目節目でモチベーションの低下や維持が難しくなり、やる気を失ってしまうところにあります。
そういう風に陥らないために出来ることは、同じレベルのプログラミングなどのIT分野を勉強中の友達を作っておくことです。
同じレベルぐらい勉強友達を作っておくことで、学習のモチベーションが下がっても悩みを聞いてくれたり、やる気を引き上げてくれるからです。
プログラミングを学習中の仲間を探す場合はTwitter(ツイッター)で「#プログラミング初心者と繋がりたい」と検索してみたり、コクチーズプロやジモテーなどの学習者の集まりを見つけて参加してみることをオススメします。
勉強仲間が見つかるサイト
独学以外の道も考えてみる
HTML・CSSを学習した上でWordPressの独学が厳しいのであればスクールに通うなどの道も考えられます。
地方に住んでいる方だと、どうしても同じ分野を勉強している仲間を見つけることが難しい場合も考えられるので、そんな時はオンラインスクールに入会してみたり、メンター(師匠)になってくれる人を探すのも一つの手段です。
ちなみに「Tech Academy (テックアカデミー)」というプログラミングスクールではメンターがついてくれてオンラインで学習することができるので地方に住んでいる方でも手軽に教えてもらうことができます。
また、キャリアカウンセリングやスクールの体験が無料で受けられるので興味のある方は一度相談されてみることをオススメします。
WordPress案件に特化した求人サイト
当サイトで運営中のサービス「WP job」という求人サービスではWordPress案件に特化した仕事を検索することができます。
「WP job」は最近の在宅ワーク需要に最適化された求人と、副業で出来るWordPress案件を探している方やフリーランスの方向けの案件を多く取り扱っています。
Webの実務未経験のデザイナーやコーダーの方から経験豊富な方まで活躍できる案件も多数あります。
当サイトではWordPressに関わる総合的な情報も取り扱っているので、ブログ記事で勉強しながら自分に合った仕事をじっくりと吟味して応募することができます。
まとめ
今回は、WordPress初学者が独学で失敗しないための対策方法について解説してきしましたが、いかがでしたでしょうか?
WordPressを独学する場合は、『モチベーションの維持』『学習を継続するための工夫』『明確なゴール設定』の3つが必要であることが理解していただけたかと思います。
この3点を自分なりに、もう一度考えてみることで今後の学習効率が格段に上がるはずです。
その上で正しい技術を身に着けることができればWordPress案件を独学でも獲得することは可能です。
幸いにも、WordPressの案件は実務未経験の方でも容易に獲得できるものが多くあるので、実際に仕事を受けてみてから作業経験を積んだ方が効率が良い場合もあります。
ただし、あまりにも現在の自分のレベルからかけ離れている実装が難しそうな案件は実現できなかった場合、お客様に迷惑がかかってしまうので、できるだけ避けるようにしましょう。