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【アプリで浪費拡大!?】ADHDでもお金の管理を上手にして貯金する方法

【アプリで浪費拡大!?】ADHDでもお金の管理を上手にして貯金する方法

毎月貯金をしたいのに、お金を使いすぎてしまう生活を送っていませんか?

特にADHDの人は、欲しい物を買わずにはいられなくなり、衝動買いを繰り返してしまう傾向があるため、一般的な金銭管理の方法では浪費が拡大してしまいます。

スマホさえあれば、アプリで家計簿を書いたり、キャッシュレス決済で出費の見える化もできるようになっているので、金銭管理がしやすそうにも思えます。

ですが、ADHDの人の場合は、この便利さが逆に浪費の元になってしまうのです。

そこで今回は、アプリでの金銭管理が浪費に繋がってしまう原因と、ADHDでもお金の管理を上手にして貯金する方法について発達障害当事者の目線で解説していきたいと思います。

 

 

アプリを使うと、なぜ浪費が拡大するのか

アプリを使うと、なぜ浪費が拡大するのか

ADHDの人はアプリを使って金銭管理を行うと浪費が拡大してしまうと言いました。

その理由についてまとめると以下の3点が挙げられます。

  1. お金を使っている実感が湧きづらい
  2. 手段が目的に変わり、やがて飽きる
  3. 情報過多で物欲が湧き出て浪費が拡大

 

お金を使っている実感が湧きづらい

お金を使っている実感が湧きづらい

スマホさえあればアプリで簡単に電子決済ができるため、持ち歩く荷物を減らせたり、レジでのお会計が数秒で完了できるようになったりなど日常が快適になっているのは事実です。

ですが、実物のお金を出し入れするわけではないため、スマホ画面に出ている数字の変動だけ見てもお金を使っている実感や残金の減り具合が体感しずらいという問題があります。

そのため、使えるお金や物の値段を気にすることが少なくなり浪費が拡大してしまうのです。

特にADHDの人は、数字に苦手意識を持っている人が多いため、画面に出ている金額を見ても深く考えることを無意識のうちに避けてしまっていることが多くあります。

 

手段が目的に変わり、やがて飽きる

手段が目的に変わり、やがて飽きる

家計簿アプリを使えば銀行口座と同期したり、キャッシュレス決済と連動させたり、レシート読み取り機能が使えるなど手軽に収支を把握できるように思えますが、再び家計簿を見返してお金のことについて考えなければ意味がありません。

失敗してしまうケースとして、アプリを始めた最初の頃は貯金をするつもりで会計簿をつけて見返していたけど、徐々に家計簿をつけるだけになり見返すこともなく、最終的に飽きてしまうパターンがあります。

特にADHDの人は飽きっぽい体質のため、同じことを長期に渡って続けることが苦手です。

そして、収支を把握できなくなり、さらにお金にルーズになっていくのです。

 

情報過多で物欲が湧き出て浪費が拡大

情報過多で物欲が湧き出て浪費が拡大

お金に関するアプリを使っているとお得なキャンペーン情報が日々入ってきますし、スマホを触っているのでショッピングアプリを使う機会も多くなり、必然的に買い物の回数が増えてしまいます。

「今必要じゃないけど、たくさんポイントが貰えるから買っておこう」と思って買ったついでに、広告に出ている商品が気になり購入してしまうこともあるでしょう。

このようにスマホを使うことは便利になる反面、多くの情報が目に入ってくるため、正しい判断ができなくなりADHDの浪費癖が悪化してしまうのです。

 

ADHDの人にオススメするお金の管理方法

ADHDの人にオススメするお金の管理方法

ここまでは、アプリを使った金銭管理ではADHDの浪費癖が悪化してしまうことについて説明しました。

ではどうすれば、ADHDの人が金銭管理を上手にこなせるようになるのかと言うと、まずはお金を「現金」で持ってアプリでの管理を止める必要があります。

そうすることによって、お金の出入りをリアルに体感することができ、浪費癖を抑えることに繋がります。

具体的には以下の3ステップを踏むことで浪費癖を抑えて金銭管理ができるようになります。

  • 毎月の収入と固定費を把握して変動費と貯金額を決めておく
  • 毎月の使うお金だけ、まとめて引き出しておく
  • 封筒にお金を入れて管理する

 

毎月の収入と固定費を把握して変動費と貯金額を決めておく

毎月の収入と固定費を把握して変動費と貯金額を決めておく

すごく当たり前のことではありますが、収支を把握しておくことが金銭管理の基本ですので、これをなくして貯金を始めることはできません。

まずは、収入から固定費 (家賃、光熱費、水道代など) を引いて、そこから毎月かかる変動費 (食費、消耗品費、娯楽費など) の金額をさらに引きます。

この時決める変動費は12ヶ月分の平均を取れるのであれば一番良いですが、大まかでもOKです!

そして、最終的に残った金額が貯金になるので、必ずこの額を毎月キープしていく必要があります。

もし変動費にもう少し余裕を持たせたいのであれば、無理をせず初めのうちに調整しておきましょう。

貯金の基本

収入 - 固定費(家賃、光熱費、水道代など) - 変動費(食費、消耗品費、娯楽費など) = 貯金

 

毎月の使うお金だけ、まとめて引き出しておく

毎月の使うお金だけ、まとめて引き出しておく

貯金と固定費と変動費が決まれば、毎月引き落とされる固定費の分と貯金分を銀行口座に残して、あとの現金で支払いを行う変動費の分などは、まとめ引き出しておきましょう。

こうすることで、口座に残っているお金に手をつけにくくなり自動的に貯金されていくようになります。

あとは、引き出したお金だけで毎月の食費、消耗品費、娯楽費、その他の払い込みのやりくりを行います。

 

封筒にお金を入れて管理する

封筒にお金を入れて管理する

最終的に引き出したお金を食費用の封筒、消耗品費用の封筒、娯楽費用の封筒などと分けていきます。

次に、封筒に何の予算が何円入っているかを書いておき、財布に移す時に封筒の残金と日付を記入します。

そうすることによって、どれくらいのペースでお金を使っているかが物理的にも数字でも確認することができるので、お金の使い道に慎重になるように変わっていきます。

封筒を使った金銭管理の方法

  1. 予算の種類ごとに封筒にお金を入れる
  2. 入れたお金の額と、予算の種類を記入する
  3. 財布にお金を移して、残金と日付を封筒に記入する

 

まとめ

今回は、ADHDでも金銭管理を上手にこなして貯金する方法について解説してみました。

いきなり無理な貯金額を設定せず、最初は少額から始めてみて1年おきに予算の配分を見直してみましょう。

また、いきなり現金で日々のやりくりをするのが不安という人は、定期的に「デジタルデトックス」などをして、スマホから離れる体質作りから始めてみるのも良いかもしれません。

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